令和4年4月の雇用保険料率の変更が、令和4年の労働保険年度更新に与える影響

先月号でご案内したとおり、令和4年4月に雇用保険料率が変更されました。これに伴い、令和4年の労働保険の年度更新では、雇用保険料の計算方法が例年と異なります。

年度途中で料率が変更したため、令和4年概算保険料を前後半に分けて計算することになります。

令和3年度 確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表/ 令和4年度 概算保険料(雇用保険分)算定内訳

一般の事業

≪ 概算保 険料(雇用保険分 )算定に係る留意事項≫
※1 …2欄の(イ )、(ロ)については、令和4年度の賃金総額の見込み額が、前年度の賃金と比較して、2分の1以上 2 倍以下の場合は、前年度の賃金総額の2分の1の額(千円未満の端数は、(イ)は切り上げ(ロ、 )は切り捨て)を記入します。
※2 …3欄の(ハ)(ニ、 )については、1欄の適用期間中の雇用保険率を記入します。この保険料率は、一般の事業の場合です。
※3 …4欄の(ホ) 、(へ)については、1円未満の端数が生じた場合であってもその端数は切り捨てず、(ホ)+(へ)については、1円未満の端数が生じた場合にはその端数を切り捨ててください。

労働保険 概算・増加概算・確定保険料申告書

申告書の上段( 確定 )と下段( 概算 )は雇用保険料率により、異なった保険料になります。なお、労災保険料率は、令和3年度より変更はございません。雇用・労災いずれの保険料率も、業種ごとに料率が異なりますので、ご確認下さい。

令和4年の労働保険の年度更新は計算が複雑となります。ご不明な点がございましたら、弊所までお気軽にお問い合わせ下さい。